はじめてのSalesforce認定資格受験。試験の種類や難易度、勉強法について知っておこう！

Salesforceとは？

Salesforce（セールスフォース）とは、企業が顧客との関係を一元的に管理・活用できるクラウド型CRM（顧客管理）プラットフォームです。

インターネット環境さえあれば、営業支援（SFA）、マーケティング、カスタマーサポート、EC運営、データ分析など、顧客接点に関わる幅広い業務を統合的に運用できるのが特徴です。高いカスタマイズ性と拡張性を備え、業種や規模を問わず世界中の企業に導入されています。

Salesforce認定資格について

Salesforce認定資格は、Salesforceプラットフォームに関する知識とスキルを証明できる世界共通のベンダー資格です。近年では、CRMやSFAの運用管理、アプリ開発、コンサルティング、マーケティング業務に携わる方が受験するケースが増えています。

Salesforceを導入する企業は業種や規模を問わず年々増加しており、それに伴ってSalesforce人材の需要も拡大しています。そのため、転職やキャリアアップを目指す方はもちろん、クラウドCRM分野で専門性を高めたい方にもおすすめの資格です。

Salesforce認定資格の種類と難易度

Salesforce認定資格は、キャリアや職種に応じて複数のカテゴリに分かれており、現在は35種類以上が提供されています。主なカテゴリとしては、次のようなものがあります。

• ・CRM管理者系
  （例：Salesforce 認定アドミニストレーター）
• ・開発者系
  （例：Salesforce 認定 Platform デベロッパー）
• ・コンサルタント系
  （例：Salesforce 認定 Experience Cloud コンサルタント）
• ・マーケター系
  （例：Salesforce 認定 Marketing Cloud アドミニストレーター）

各カテゴリには、基礎資格から上位資格、そして最難関資格までレベルがあり、上位になるほど難易度は高くなります。

例えば、基礎資格にあたる「認定アドミニストレーター」の初回合格率は約60％とされ、再受験する受験者も少なくありません。合格には60％以上（スコア換算でおよそ65％）を得点することが目安とされています。

Salesforce認定資格の勉強法

Salesforce資格を取得するには、自分に合った学習方法を選ぶことが大切です。ここでは効率的かつ効果的に合格を目指すための方法を紹介します。

公式トレーニングを受講する

Salesforce公式の有料トレーニングは、出題範囲を体系的に学べるため効率的な学習が可能です。試験範囲に沿ったカリキュラムに加え、実践的な演習や模擬試験も用意されています。講師による質疑応答で疑問を解消でき、最新機能やベストプラクティスも学べるため、資格取得後の実務にも直結します。短期間で確実に合格を目指す方におすすめです。

学習サイトやオンラインスクールを利用する

独学に不安がある場合は、オンラインスクールや学習サイトを活用するのも有効です。講師に質問できる環境や、資格試験向けに構成されたカリキュラムにより、必要な知識を体系的に習得できます。

模擬試験や問題集で演習する

基礎を学んだ後は、模擬試験や問題集で実践力を磨きましょう。本番と同形式の問題を解くことで出題傾向を把握し、弱点を補強できます。Focus on Forceなどの有料模擬試験や、日本語解説付きの問題集は特に有用です。

コミュニティを活用する

Salesforceの公式フォーラムやユーザーグループ、オンライン勉強会などに参加すると、経験豊富なメンバーから実践的なアドバイスが得られます。ブログやYouTubeで最新情報を収集するのも効果的で、学習のモチベーション維持にもつながります。

Salesforce認定資格を受験しよう

Salesforce認定資格を受験する前に、申込方法を確認しておきましょう。

申込方法

まず、Trailhead Academy（旧Webassessor）でアカウントを作成します。ログイン後、希望する試験を選び、「オンライン受験」または「テストセンター受験」を選択します。テストセンター受験の場合は会場を指定し、日時を設定して申し込みます。

試験会場・日程

Salesforce認定資格は、オンラインとテストセンターのいずれでも受験可能です。試験は通年で実施されており、365日いつでも予約できます。

まとめ

Salesforce認定資格は、Salesforceを活用した幅広い業務に対応できる能力を証明する資格です。Salesforceを導入する企業は年々増加しており、クラウドCRM分野で専門性を高めたい方や、転職・キャリアアップを目指す方にもおすすめです。資格の種類や試験範囲は多岐にわたるため、効率的かつ計画的な学習を進めることが、合格への近道です。