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AWS認定は、AWSサービスの知識やスキルを証明する資格です。クラウドの活用が進む中、AWSなどクラウドを扱うエンジニアの需要も増えています。

本記事では、 AWS認定の種類や難易度、合格に必要な勉強時間の目安について詳しく紹介します。 AWS認定の受験を考えている方はぜひ参考にしてください。

AWS認定の種類

AWS認定はレベル別に以下の3種類に分類されています。

種類 認定試験 概要
FOUNDATIONAL
  • Cloud Practitioner
AWSクラウドの基礎的な知識を証明する
ASSOCIATE
  • Sysops Administrator
  • Developer
  • Solutions Architect
  • Data Engineer
AWSの運用や問題解決に関連する知識を有し、
AWSクラウドのプロフェッショナルとしての
信頼性を証明する
PROFESSIONAL
  • Solutions Architect
  • DevOps Engineer
AWS上で安全かつ最適化されたアプリケーションを
設計し、プロセスを自動化するために
必要な高度なスキルと知識を証明する

※SPECIALTYは、2024年4月に廃止されました。

参考:AWS認定

AWS認定の試験概要

各試験の試験概要は以下の通りです。

種類 試験時間 出題数 受験対象
FOUNDATIONAL 90分 65問 AWS未経験
ASSOCIATE 130分 65問 1年以上のAWS実務経験
PROFESSIONAL 180分 75問 2年以上のAWS実務経験
合格基準は、FOUNDATIONALで700 点、ASSOCIATEで720 点、PROFESSIONALでは750 点です。 参考:試験のスコアとレポート

AWS認定合格に必要な勉強時間とは

AWS認定の合格率や合格者数は非公開となっています。ここでは、WEB上に投稿された「合格体験記」などの情報をもとに、合格に必要な勉強時間や難易度を紹介します。

AWS認定FOUNDATIONALの勉強時間の目安

AWS認定FOUNDATIONALに合格するための勉強時間の目安は一般的に40〜80時間ほどです。AWSサービスの理解度を問う内容を中心に出題され、前提として高度なIT知識は必要ありません。未経験でもAWSサービスの特徴を理解することで、独学で十分合格できます。ITSSレベルではITパスポートと同じレベル1(初級)に設定されています。

AWS認定ASSOCIATEの勉強時間の目安

AWS認定ASSOCIATEに合格するための勉強時間の目安は一般的に 80〜120時間ほどです。AWSの基本的なサービスや概念に加えて、特定のAWSサービスや技術についてより深い知識が問われるため、難易度が高くなります。AWS認定ASSOCIATEは、試験によって問われる内容が異なるため、各試験に対応するAWSのサービスを重点的に学習することが必要です。

例えば、「Data Engineer」ではAWSへのデータ取り込みや変換、ETLサービスについて重点的に出題されます。システムを構築するためのプログラミング知識も必要です。

AWS認定PROFESSIONALの勉強時間の目安

AWS認定PROFESSIONALに合格するための勉強時間の目安は一般的に120〜200時間ほどです。PROFESSIONALはAWS認定の中で最も難易度の高い試験です。試験範囲が広く、AWSサービスの深い知識と実践的なスキルが求められます。ASWの知識のみで答えられる問題は少なく、特定の課題に対する最適なソリューションを答える問題などの出題がメインです。長文問題も多いため、集中力も求められます。

まとめ

本記事では、AWS認定の種類や難易度、合格に必要な勉強時間の目安について紹介しました。AWS認定は、レベル別に3つの種類に分けられており、それぞれ難易度や目安となる勉強時間が異なります。クラウドの実務経験がない方は、まず初級資格であるFOUNDATIONALの受験がおすすめです。難易度も初級程度と高くなく、未経験でも挑戦しやすい試験です。