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Oracle認定Javaプログラマは、Javaの知識やスキルを証明するベンダー資格です。Javaは広く利用されているプログラミング言語です。これからプログラマやシステムエンジニアを目指す方はもちろん、Javaの利用経験がある方にもおすすめの資格です。

今回は、Oracle認定Javaプログラマの難易度や受験料、勉強法などについて詳しく紹介します。

Oracle認定Javaプログラマとは

Oracle認定Javaプログラマは、日本Oracle社が実施するベンダー資格です。Javaの開発元が実施する試験のため、高い信頼性があります。Javaのバージョンアップに合わせて、数年ごとに試験のバージョンも改定されます。2023年現在では「Java SE 11 認定資格」が最新の試験となっています。

参考:Java SE 11 認定資格

Oracle認定Javaプログラマの難易度

Oracle認定Javaプログラマは、3つのランクに分かれています。公式に合格率は公表されていませんが、上位ランクになるほど問われる内容が幅広く、難易度が高くなります。求められる知識と難易度は以下の通りです。

Bronze

プログラミング未経験者向けの入門資格です。Javaを使用したオブジェクト指向プログラミングの基本的な知識が求められます。低難易度の資格であり、Javaを学び始めたばかりの方におすすめの資格です。

Silver

上級者の指導の下、開発作業ができる開発初心者向け資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識が求められます。Javaプログラミングの仕様についての理解度も問われるため、中難易度の資格です。

Gold

一人でアプリケーションを実装できる中上級者向けの資格です。Javaアプリケーション開発に必要とされるプログラミング知識を持ち、設計の意図を正しく理解して、独力で機能実装を行う能力が求められます。総合的なスキルが問われるため、高難易度の資格です。

Oracle認定Javaプログラマの出題形式

Oracle認定Javaプログラマの出題形式は、以下の通りです。

資格名 Bronze SE 認定資格 Silver SE 11 認定資格 Gold SE 11 認定資格
試験名 Java SE Bronze (1Z0-818-JPN) Java SE 11 Programmer I (1Z0-815-JPN) Java SE 11 Programmer II (1Z0-816-JPN)
試験時間 65分 180分 180分
出題形式 選択問題 選択問題 選択問題
出題数 60問 80問 80問
合格ライン 60% 63% 63%

それぞれ合格ライン以上の点数を獲得することで合格となります。Bronzeの場合は、60問中36問正解できれば合格できるため、難易度はそこまで高くありません。

Oracle認定Javaプログラマの勉強法

Oracle認定Javaプログラマは、問われる内容が幅広いため計画的な学習が必要です。出題傾向がある程度決まっているため、参考書で基礎を学んだ後は問題集で繰り返し問題演習を行うのがおすすめです。

参考書で基礎を学ぶ

まずは、参考書でJavaの基礎をインプットしましょう。Oracle認定Javaプログラマの内容を体系的に学べる参考書が、通称紫本と呼ばれる翔泳社「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ」シリーズです。章末に分野ごとの練習問題が付いており、理解度を確かめながら勉強できます。

参考:オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Bronze SE

また、プログラミング未経験の人や、Javaを基礎から勉強したい人には、「スッキリわかるJava入門」もおすすめです。Javaプログラミングでつまずきやすいオブジェクト指向について分かりやすく解説されています。

参考:スッキリわかるJava入門 第3版

問題集を使って試験対策する

参考書を一通り読んで全体のイメージをつかんだ後は問題集を解きましょう。定番の問題集は、通称黒本と呼ばれるインプレス社の「徹底攻略」シリーズです。実際の試験に近い問題が多く掲載されているため、試験対策におすすめです。繰り返し問題を解きながら、出題パターンをつかめます。

参考:徹底攻略Java SE Bronze問題集

学習サイトやオンラインスクールを活用する

独学での勉強が不安な場合は、学習サイトやオンラインスクールを活用する方法もあります。独学よりも費用がかかりますが、プログラミングを体系立てて学べます。分からないことを講師に質問できるメリットもあります。

Oracle認定Javaプログラマを受験しよう

実際にOracle認定Javaプログラマを受験する際の手続きを確認しておきましょう。

申込方法

①Oralceアカウントを取得する

Oracleのサイトで、画面右上の人型アイコンをクリックし、「アカウント作成」からアカウントを作成します。

外部サイト:Oracle

②CertViewでアカウントを登録する

CertViewのサイトで、画面左下の「CertView へのログイン」ボタンをクリックし、作成したOracleアカウントでログインします。CertViewにOracleアカウントでログインすることで、初回のアカウント紐づけが完了します。

外部サイト:CertView

③ピアソンVUEアカウントを作成する

ログイン後、ピアソンVUEのアカウントを持っているか聞かれます。アカウントを持っている場合は「I hava a PearsonVue Account」、ピアソンVUEのアカウントを新しく作成する場合は「I am a new Candidate」を選択して「送信」をクリックします。

④試験申し込み

CertViewのメニューから「ピアソンVUEサイト」に移動し、試験の申込を行います。試験申し込み時に、受験日と受験場所を選択します。

受験料

受験料はブロンズが13,300円、シルバー・ゴールドが34,300円(各税抜)です。
※2023.2.15現在

試験日程

受験日時は、任意に指定することが可能です。

まとめ

Javaの知識やスキルを証明するベンダー資格であるOracle認定Javaプログラマの難易度や受験料、勉強法について紹介しました。Oracle認定Javaプログラマは、これからプログラマやシステムエンジニアを目指す方はもちろん、Javaの利用経験がある方にもおすすめの資格です。