Web Development Essentialsとは
Web Development Essentialsは、Linux Professional Institute(LPI)が実施するベンダー資格です。合格することで、Webのみならず、プログラミングの基礎やCSS、JavaScript、NodeJSなど幅広いスキルを証明できます。国際資格であるため、日本だけでなく海外でも通用するのがポイントです。
参考:Linux Professional Institute Web Development Essentials
Web Development Essentialsの難易度
LPIが提供する「Essenrialシリーズ」は、初学者向けの認定試験に位置づけられており、理解しておくべき基本的な技術を問う試験です。Web Development EssentialsもEssenrialシリーズに含まれます。
公式に合格率は公表されていませんが、難易度はさほど高くありません。公式から参考書も販売されているため、プログラミングやWeb開発の経験がある人はもちろんのこと、未経験の方でもしっかり勉強すれば合格が可能です。
Web Development Essentialsの出題形式
Web Development Essentialsの出題形式は以下の通りです。
- 試験時間:60分
- 出題数:40問
- 出題形式:選択問題
試験は全国のテストセンターにおいてCBT方式(パソコンに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを使って回答する方式)で実施されます。
Web Development Essentialsの出題範囲
Web Development EssentialsではWeb技術を中心に、開発・運用からセキュリティ、データベースまで、幅広い分野から出題されます。主な出題内容は以下の通りです。
詳しい試験範囲は、LPIのwikiページで確認できます。
参考:WebDevelopmentEssentials Objectives V1.0(JA)
Web Development Essentialsの勉強法
Web Development Essentialsは、問われる内容が幅広いため計画的な学習が必要ですが、合格に向けたおすすめの勉強法を2つ紹介します。
テキストや学習サイトで勉強する
おすすめの参考書は、LPI公式認定の教材の「Web Development Essentials 合格テキスト&問題集」です。各章末に練習問題が付いており、理解度を確かめながら勉強できます。
参考:Web Development Essentials 合格テキスト&問題集
LPI公式でも学習教材が提供されています。英語版のみですが、Web Development Essentialsの出題範囲を体系的に学べます。
参考:LPI学習教材
オンラインスクールを活用する
独学での勉強が不安な場合は、オンラインスクールを活用するのもひとつの方法です。独学よりも費用がかかりますが、Web開発やプログラミングの基礎を体系立てて学べます。分からないことを講師に質問できるのもメリットです。オンラインでWeb Development Essentialsの試験ポイントについて解説するセミナーが開催されている場合もあります。
Web Development Essentialsを受験しよう
実際にWeb Development Essentialsを受験する際の手続きを確認しておきましょう。
申込方法
ピアソンVUEのWebサイトより、試験の申し込みを行います。試験申し込み時に、試験日時と試験会場を選択します。環境が整っていれば、試験会場として自宅を選択することも可能です。
参考:登録・試験の予約
受験料
受験料は10,000円です。
試験日程
受験日時は任意に指定できます。
まとめ
Webプログラム開発の入門資格であるWeb Development Essentialsの難易度や受験料、勉強法について紹介しました。Web Development Essentialsは、2022年に日本語版の試験がリリースされ、より受験しやすくなりました。
Webのみならず、プログラミングの基礎やCSS、JavaScript、NodeJSなどのスキルを証明できます。これからソフトウェア開発を始める方におすすめの資格です。