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近年、多くの企業がDXの推進やクラウドの活用を進めています。そこで必要となるのがインフラの整備や再構築です。このような背景からインフラエンジニアの需要と合わせて、登竜門とも言えるCCNAやLPICの価値も高まっています。未経験でCCNAやLPICの取得を考える方は、どっちから取得するか迷う方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、CCNAとLPICの違いや難易度、勉強方法について解説します。それぞれの資格の需要、どっちから取得すべきかについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

CCNAとLPICの違い

CCNAとLPICはどちらもインフラエンジニア向けの資格ですが、細かく分類すると、ネットワークとサーバーに分けられます。

ネットワークエンジニアを目指すならCCNA

CCNAはネットワーク機器ベンダーの大手Ciscoが認定するネットワーク関連の資格です。試験では、ルーティングや無線接続、セキュリティなどネットワークに関わる広い知識が問われます。ネットワークに関わる職種を目指す方に適した資格です。

サーバーエンジニアを目指すならLPIC

LPICはオープンソースのOSであるLinuxの資格です。Linuxシステムの管理や運用に関するスキルを証明します。LPICは、サーバーの構築や管理に携わるサーバーエンジニアを目指す方に適しています。LPICは難易度別に3つのレベルがあります。未経験の場合に受験できるのは、Linux初心者向けのLPICのレベル1です。

CCNAやLPICを取得するメリット

どちらも取得することによって、IT業界での就職や転職で有利に働くことがあり、需要の高い資格といえます。例えば、官公庁などの案件によっては、入札条件としてCCNAやLPICの資格取得者が条件とされている場合があります。

また、企業によっては、資格取得によって報奨金を支給する制度がある場合もあるため、専門外のエンジニアでも、CCNAやLPICの取得は年収アップにつながる可能性があります。

CCNAとLPICの難易度と勉強方法

CCNAの取得には、ネットワークの基礎知識やCisco機器の設定・運用に関する実践的なスキルが必要です。一方、LPICはLinuxの知識と経験が求められます。どちらの資格も、専門知識とスキルが求められますが、難易度は受験者のバックグラウンドや経験によって異なります。

難易度の違い

CCNAの取得には、Ciscoのコマンドだけでなくネットワークの基礎の理解が求められます。単純な暗記だけでは回答できない問題もあるため、未経験の場合は難易度が高いと感じるかもしれません。

一方、LPICはLinuxの基本的な理解とコマンドの暗記が求められます。暗記が得意な人であればそれほど難易度が高いと感じないかもしれません。覚えるコマンドが多いため、実際に仮想環境を構築し、コマンドを入力しながら学習するのがおすすめです。

おすすめの勉強方法

どちらも参考書やオンラインの教材が多く用意されており、効率的に学習を進めることで、未経験でも十分合格することができます。

勉強方法としておすすめは、WEB学習サイト「Ping-t」です。過去の傾向をもとに作成された問題が多数掲載されています。全ての問題に図や表を用いた詳しい解説があるのが特徴です。繰り返し問題を解くことで着実に理解を深めていくことができます。

※参考:Ping-t

ズバリ、CCNAとLPICどっちから取るべき?

最初にお伝えした通り、ネットワークエンジニアを目指すのであればCCNA、サーバーの運用や管理に携わる職種を目指すのであればLPICの取得が適しています。

ですが具体的なキャリアが決まっていない方もいると思います。その場合は、資格の汎用性の高さからCCNAから取得するのがおすすめです。ネットワークの知識は、サーバーやクラウドを扱う際に必要となります。勉強しておいて損はありません。

まとめ

CCNAとLPICの違いや難易度、勉強方法について解説しました。CCNAとLPICは、IT業界で需要のある資格です。取得することで、未経験からの転職で有利に働く可能性があります。すでにIT業界で働いている方は、年収アップも期待できます。両者の違いを理解し、自身のキャリア目標に合わせてどっちから取得するか検討しましょう。